北海道大学が「安全保障技術研究推進制度」を辞退

2016年度に防衛装備庁の「安全保障技術研究推進制度」に研究課題が採択されていた北海道大学が、3年目の2018年度の助成を辞退していたことが6月に判明しました。本制度に採択された大学・研究機関の中で、途中で辞退したのは今回の北海道大学が初めてです。日本学術会議は2017年3月の声明で、安全保障技術研究推進制度について「政府による研究への介入が著しく、問題が多い」と指摘しています。今回の北海道大学の決断は、北海道大学として日本学術会議の声明を尊重した結果であり、非常に画期的です。他の大学・研究機関へも、今回の北海道大学の判断が波及していくことが期待されます。
 
「北海道の大学・高専関係者有志アピールの会」が、今回の動きについて見解を発表しました。軍学共同反対連絡会ニュースレター第23号(2018年6月30日発行)に、その見解が掲載されていますので、ご覧ください。