滋賀県立大学が軍事研究禁止の基本理念を発表

滋賀県立大学では、2015年度から学内において、軍事研究の可否を含めて研究の在り方を定めた指針についての議論が続けられてきました。そして、2016年4月の教育研究評議会において、戦争や軍事に寄与する研究をしないことをうたった基本理念を定められました。このほど、滋賀県立大学大学からプレスリリース(2017年1月19日付)が行われ、この基本理念(「滋賀県立大学の研究者の研究活動における基本理念」)が公表されました。学内での運動が奏功したものであり、内容的にも一定の評価ができます。
 
学内では引き続き、この基本理念に基づいて実際の公募研究への応募の可否を判断するための基準について、審議が継続中です。
 
【参考文献】『兵器と大学』(岩波ブックレット)中の「研究資金と倫理的基準―――滋賀県立大学での取り組み」