岡山大学は、宇宙航空研究開発機構が行う「極超音速飛行に向けた流体燃焼の基盤的研究」の分担研究機関として、東海大学とともに加わっています。なお、岡山大学は、この間、安全保障技術研究推進制度に毎年応募し、今年度もこの研究を含めて5件応募していたことが山陽新聞による報道で明らかにされています。2015年に野田隆三郎・岡山大学名誉教授ら10名が9000人余りの署名を添えて申し入れを行ったにも関わらず、それを完全に無視していました。
そこで、2018年2月8日に、野田・本連絡会共同代表をはじめとする18名は、岡山大学を訪問し、改めて、防衛装備庁の「安全保障技術研究推進制度」に基づく公募研究に応募し採択されたことに抗議し、研究の中止を求める要請を行いました。私たちの要請書はこちらをご覧ください。野田共同代表は、「軍事技術の開発・向上を主たる目的とする制度に大学が応募することは、学問研究の軍事協力を推進し、先の大戦での反省に基づき軍事研究との決別を誓った先人たちの思いを無にするものだ」と訴えました。岡山大学からの回答書はこちらをご覧ください。
この要請行動について、2018年2月9日付の朝日新聞が「『軍事研究中止』申し入れ 岡山大へ 研究者らの団体」と報道しました。