参議院で予算案審議が始まる中で、下記の内容でシンポジウムを開催し、会議室が満室になる60名が参加、予算委員会審議を終えたばかりの方も含め6名の国会議員も駆け付けてくださいました。また朝日新聞、共同通信、しんぶん赤旗の記者も参加してくださいました。
2023年度予算案は国家安全保障戦略などの3文書に基づき、敵基地攻撃能力を日本が持つための大軍拡予算ですが、その中には軍事研究費も膨大に組み込まれています。それは科学者を軍事研究に動員するものです。本シンポジウムではその問題から始め、軍事と社会の関わり、科学者の意識、学術会議の問題、米豪などの動き、医学者の視点、軍事研究と武器輸出など多岐にわたる論点が提示されました。国会での論戦の最中に議員の方々に問題の所在を知っていただけたように思います。
各報告と資料
1軍事研究を一挙に拡大する2023年度予算案 小寺 隆幸(軍学共同反対連絡会事務局長)
2学問と政治の適切な距離感 須藤 靖(東京大学大学院教授 宇宙物理学・天文学)
3軍産複合体の危うさ (米国の実態を通して) 本田 浩邦(獨協大学教授 現代アメリカ経済論)
4筑波研究学園都市と軍事研究 芝原 良(司会による紹介)
5医師は人間の命と尊厳を破壊する戦争に反対する 高本 英司(全国保険医団体連合会副会長)
6「死の商人国家」に進むのか 杉原 浩司(武器取引反対ネットワーク[NAJAT]代表)
7 質疑応答
シンポジウムの録画をYouTube
各報告と議員発言の時間帯
宮本議員3-9分 小寺報告10-27分 川田議員27-30分 大河原議員31-35分
須藤報告35-49分 本田報告50-1時間8分 筑波報告(司会が代理で紹介)1:08-1:15
高本報告1:16-1:35 阿部議員1:36-1:38 福島議員1:38-1:44
杉原報告1:44-1:59 山添議員2:00-2:02 質疑応答2:02-2:28